3日間しか見れない!?田んぼの角に現れる四角い穴って…
こんにちは、はじめまして。
タカダハルナです。
りんごと桜の街(青森県弘前市)に住んでいている大学3年生です。
最近は白いアイテムを身に着けるのがお気に入り。
さてさて、弘前市は稲穂が金色に輝く季節になりました。
実家の窓から見える景色がこちら。
ジャジャーン!
青い空、そびえたつ山、風になびく稲穂。
田舎最高かよ。
(ここに見える田んぼの三割くらいが、私の祖母のものです。)
一面に敷き詰められた稲穂がすごーく綺麗なのですが、稲刈りの数日前になると異変が起きるんです。
それは…
・ ・ ・ 。
田んぼに穴が開いてる!?!?
こっちも
こっちにも
近寄ってみると、田んぼの角に位置するイネだけが綺麗な長方形型に刈られているようです。
図で表すとこんな感じ。
茶色の斜線で表しているところが、穴の開いている部分です。
なにかの規則に従って穴が開けられているみたいですね~。
これは、UF〇の仕業…?
ナスカの地上絵 TE・KI・NA?
祖母によると、なんと今から祖母の田んぼにも穴が出現するのだとか!
「穴の謎を知りたければこれに着替えなさい」と言われ
・ ・ ・ 。
あ、どうも、着替えたタカダハルナです。
うーん、これは農作業をするときの服装ですね。
叔母が「とりあえず稲を刈ってみな」と
笑顔でカマを渡してきました。
・ ・ ・ 。
やばい、人生で一度も稲刈りしたことねえ!!!
しかし私は農家の孫です。
実際に稲刈りしたことはなくても、間近で見たことはありますよ。もちろん。
そんなプライドを抱きながら
右手にカマを持ち、田んぼへIN
ザザッ、ザッザ
ピピー!!!
さっそく止められました。
イネのつかみ方、カマの扱い方が違うそうです。
これを機に、正しい稲刈りポイントを叔母から教わりましょう。
①イネが広がらないようにカマで押さえる
②左手の親指が上を向くようにして一束つかむ
③カマの刃を地面に平行にし、自分側へ一気に引く
たったこの3ステップで
ザッ
一発でイネ一束を刈ることができました。
おばあちゃんってすげえ・・・
てか、稲刈りって楽しいなあ
その後、祖母に頼まれた場所を10分くらい刈り続けていたら
で、デター!!!!!
そうでしたね、みなさん。
これが本題でした。
どうやら毎年、UF〇ではなく祖母が田んぼに穴を開けていたみたいです。
なぜ田んぼの角にあるイネを長方形型に刈るのか
さっそく聞いてみましょう
「稲刈り機のためだよ」
「稲刈りは基本的に稲刈り機で行うんだよ。すべて手作業だと大変だからね。
稲刈りをする3日前くらいに、稲刈り機の大きさに合わせて田んぼの角にあるイネだけを刈っておくんだ。
それは、稲刈り機が田んぼ内で方向転換しやすいようにするため。
せっかく育てたイネが機械でつぶされてしまうと悲しいからね~。」
なるほど~。
田んぼの穴には、そんな意味が隠されていたのですね。
稲刈り機で全てのイネを刈ると自然に穴は無くなるので、3日間しか見れない理由もわかりました。
「長方形の不思議な穴」には長年の経験と大切なイネに対する想いが、つめ込まれていました。
こんな素敵な物語が身近に転がっているなんて・・・
田舎最高かよ。